急速な事業拡大・次期経営者への代替わりに備えるため人事評価システムを導入
①相談内容
今まで従業員の目標管理や評価を全てExcelの管理表と紙ベースの評価シートで管理しており、また社員数が少なかったために社長や専務が人事評価業務の大半を担っていた。
10名ほどの社員数が20名ほどに増え、数年で社員数が倍以上になるほどの急速な事業拡大が発生した。
また、次の経営者へ代替わりをするため、人事評価制度を見直す必要があった。
②争点
今まで社長や専務が担っていた人事評価業務を棚卸しして、体系的に整理することが必要となった。
特に以下2点の改善が必要だった。
・人事評価業務を社長や専務以外が担える体制づくり
・Excelや紙でバラバラに管理していた人事評価データベースの一元管理
③解決策
人事評価データベースを一元管理できるように、人事評価・タレントマネジメントシステム「HRvis」を導入した。
・クラウド上で目標管理から評価を全て管理できるため、Excelの管理表や紙の評価シートなどバラバラになっていた評価シートを一元管理できるようになった。
これにより、スムーズに人事評価を行えるようになった。
・システムを通じて、人事評価制度を社内で浸透させるきっかけになった。
・おすすめの人事評価体制が予め組み込まれているので、社長や専務以外の新たな評価者でも、人事評価制度を理解し運用することができるようになった。
・システムの構成がシンプルなので、ITに詳しくない社員でも問題なく対応できる。
④専門家所感
人事評価制度の導入や人事評価制度のシステム化のきっかけとして、規模の拡大や事業承継が多く挙げられている。
規模の拡大では、一人一人の評価や給与の査定が大変になってきた段階で人事制度を見直し、効率的に評価や査定を行うことがお勧めである。
事業承継では、先代が紙やExcelで管理していた非効率的な制度運用を見直し、効率的な評価や査定を行うチャンスである。
特に最近の若手経営者はシステム導入に積極的で、人事評価制度についてもシステムを用いて効率化しようとする傾向にある。
人事評価制度が既に整備されている会社でもシステムを導入することで、より効率的で社内のだれもが理解できるような人事制度運用を実現できる。




