令和7年度「全国安全週間」
厚生労働省では、7月1日から1週間、「全国安全週間」を実施します(6月1日~6月30日は準備期間)。
「全国安全週間」とは
全国安全週間は、労働災害を防止するために産業界での自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的として厚生労働省が毎年7月に実施するものです。
昭和3年に第1回が実施され、今年度で98回目となります。
労働災害の状況
5月30日に厚生労働省より公表された令和6年の労働災害発生状況は、次のとおりです。
・死亡災害は過去最少(746人/前年比9人減)
・休業4日以上の死傷災害は4年連続増加(135,718人/前年比347人増)
・死亡事故の型別では、墜落・転落が最も多く、交通事故(道路)が続く。
・休業4日以上の死傷者数では、転倒が最も多く、腰痛等の「動作の反動・無理な動作」が続く。
全国安全週間の取り組み
全国安全週間及び準備期間中は、各職場における巡視やスローガンの掲示、労働安全に関する講習会の開催など、次の分野ごとに様々な取り組みが行われます。
①安全衛生活動の推進
②業種の特性に応じた労働災害防止対策
③業種横断的な労働災害防止対策
令和7年度スローガン
厚生労働省では、毎年、全国安全週間のスローガンを一般から募集して決定し、公表しています。令和7年度のスローガンは、次のとおりです。
多様な仲間と 築く安全 未来の職場
参考リンク
全国安全週間 | キャンペーン・運動・標語 | 中央労働災害防止協会
6月1日からは、熱中症対策の義務化も始まりました。全国安全週間を、新たな取組やこれまでの労働災害防止対策の見直しを進める機会となさってください。