令和7年度 地域別最低賃金改定の目安公表
8月4日に行われた第71回中央最低賃金審議会で、今年10月からの地域別最低賃金改定の目安について答申がとりまとめられ、公表されました。
概要
引き上げ額の目安は、都道府県ごとに、その経済実態に応じてA~Cの3ランクに分けて提示されます。
令和7年度の目安は、Aランク及びBランクは63円、Cランク64円となりました。
その結果、目安通りに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は、1,118円となります。
前年から63円の引き上げとなり、これは昭和53年度の目安制度開始以降で最も高い引上げ額です。
また、引上げ率に換算すると6.0%となり、この引上げ率も、最低賃金を時間額で示すようになった平成14年度以降で最大です。
目安通りに引上げられれば、全都道府県の最低賃金が初めて1,000円を超えることになります。
今後、この目安を参考に各都道府県で審議が行われ、最終的な地域別最低賃金が決定されます。
静岡県の令和7年度最低賃金目安
静岡県の最低賃金引上げ額の目安は、63円です。
令和6年度 静岡県最低賃金 1,034円
↓
令和7年度 静岡県最低賃金目安 1,097円(前年から63円引上げ)
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