Q1. 御社の企業概要について教えてください。
望月代表
当社は、工場で使用するオーダーメイドの機械やロボットを設計・製造・販売しています。大手メーカーが対応しないような、細かい仕様に合わせた完全受注生産が特徴です。
案件によっては1年以上かかるものもあれば、リピートの依頼なら数か月で納品できるものもあります。海外進出した日本企業が現地で工場を建てる際には、当社の装置を持ち込んで設置作業をすることも多く、長期にわたり現地で立ち上げ作業を行うこともあります。
中西専務
食品や化粧品の充填装置のように専門メーカーがある分野以外、隙間の部分を埋める装置を作るのが得意です。包装や組み立てなど最終工程を支える機械を開発し、日本国内だけでなく海外の日本企業の工場にも納品しています。
Q2. 顧問契約を当事務所に依頼しようと思われたきっかけを教えてください。
中西専務
きっかけは2013年に導入した人事評価制度です。当時、社員数が増えてきて、昇給や昇格の基準を明確にする必要がありました。そのため、業務プロセス表やスキルマップを整備し、社員の育成を制度的に支えていく仕組みを作りたいと考えていました。
望月代表
それまでは中途採用で集まった職人肌の社員が中心でしたが、新卒社員を迎えて育成していく段階になり、人材の成長をどうサポートするかが課題でした。そのタイミングでロイヤル総合研究所に相談したのが始まりです。
Q3. 顧問契約をする際に、他の社労士事務所と比較することはありましたか？
望月代表
比較はしていません。そもそも当時、社労士の役割をよく分かっていなかったんです。
中西専務
親会社の朋電舎が社労士と契約していて、社会保険手続きはすべてそちらで対応していました。ただ、相談しても十分な回答が得られないことも多く、人事制度や育成の部分は独自に強化したいと思っていました。そうした点を補えるのがロイヤルさんだったというわけです。
Q4. 普段、どのような相談をしているか教えてください。
望月代表
長期休職者への対応や残業時間の管理、就業規則の解釈などを相談してきました。特に休職制度については何度も助けてもらいました。
中西専務
親会社の就業規則をそのまま使っていた部分も多いのですが、当社は海外出張が多いなど特殊な事情があります。その運用をどうするかは、ロイヤルさんに相談しながら進めています。
Q5. 御社が当事務所と契約をしてどのようなメリット（良かったこと）がありましたでしょうか？
中西専務
助成金の活用や雇用関係のアドバイスをいただけたのはとても助かりました。メールをすればすぐ返事をいただける安心感もあります。
望月代表
法律改正や労務管理の最新情報を早い段階で教えてもらえるのが大きいですね。親会社に合わせて動く部分も多いですが、その前に「こうしておいた方がいい」という助言をもらえるので、先手を打って対応できています。
Q6. 顧問契約後、「想定外に良かった」と感じたことはありますか？
望月代表
最初は人事制度の構築だけをお願いするつもりでしたが、
日々の労務全般まで幅広く相談できるようになったのは
想定外でした。
労災や休職対応など、実務的な支援を受けられるようになったのは非常に助かっています。
Q7. 当事務所を上手に活用していただくポイントは何がありますでしょうか？
望月代表
法律や規定はネットにも情報がありますが、実際にどこまで対応すれば良いのか、その「さじ加減」は専門家に聞かないと分かりません。気軽に質問して、優先順位を一緒に整理してもらうのが活用のポイントだと思います。
中西専務
情報を頻繁に、気軽に聞けることが一番の活用法ですね。
Q8. 最後に、顧問契約を検討されている経営者の方にメッセージをお願いします。
望月代表
労務は自分で調べて済ませてしまう経営者も多いと思いますが、
そのまま固まってしまうと後で大変になります。
社労士を「パートナー」として持っておくことは、
会社にとって大きな安心材料になるはずです。
中西専務
今はインターネットで情報が手に入りますが、
多すぎて取捨選択が難しい。
最終的には専門家の意見を聞く方がずっと効率的ですし、
社内でも「社労士がそう言っていた」と第三者の意見として
伝えられるのも大きな価値だと思います。
