キャリアアップ助成金を活用し、採用から正社員登用までの仕組みを整備
①相談内容
飲食チェーンA社では、社員・アルバイトの入退社が激しく、社員定着に長年苦労されており、何か対策はないかとの相談があった。
②争点
- 有期契約社員のキャリアアップ計画を作成し、正社員登用までの手続きや評価基準を明文化。
- 策定した正社員登用ルールに基づいて、有期契約社員の正社員登用制度を運用。
- 有期契約社員の正社員化に取り組んだ事業主に対して支給されるキャリアアップ助成金を活用。
③解決内容
・早期離職対策として、同じ職種に対して正社員・契約社員の2つの求人票を公開しました。応募者に対して、契約社員期間を当社で長く働くことができるか見極めてもらうための期間として活用してほしいと説明し、あわせて正社員登用までのステップを説明、応募者の同意を得たうえで有期契約社員での採用を行いました。
・「正社員転換規程」を作成し、正社員登用の要件(勤務態度・業務スキル・役割)、正社員転換の手続きを明文化しました。
・規程に基づいて、入社後、一定期間の勤務状況、勤務成績をみて要件を満たした契約社員を正社員に登用する制度運用を行いました。
・正社員登用から6か月後にキャリアアップ助成金申請し、正社員転換ひとりに対し、40万円を受給。(重点支援対象者は80万円)
④社労士所感
・入退社が多い飲食業だからこそ、キャリアアップの道筋を明確に示すことが、従業員のモチベーションを向上させ、人材定着につながります。
・このケースでは、キャリアアップ助成金をきっかけに社内の制度づくりを進め、人材が定着する仕組みを作ることができました。
・助成金は単なる資金支援ではなく、社内制度の整備や労働環境の改善につながり、労働者にとって良好な労働環境を作る後押しとなる公的制度です。ぜひご活用ください。




