エイジフレンドリー補助金を活用し、整備工場の熱中症対策を実施
①相談内容
自動車整備業を営むお客様から、夏場の作業環境改善についてご相談いただきました。
整備工場では、整備直後の車両や整備機器から発生する熱が工場内にこもりやすく、夏季は室内が32度以上の高温となる状態が続いていました。
また、60歳以上の従業員も現場作業に従事していたため、熱中症リスクの低減と安全な職場環境づくりが課題となっていました。
そのため、スポットエアコンの導入を検討していましたが、設備購入にかかる費用負担を軽減できる公的制度はないかとご相談いただきました。
②争点
今回の争点は、熱中症対策として導入を予定していたスポットエアコンが補助金・助成金の対象となるかという点でした。
また、実際の申請時には、補助金の申請に必要な
・60歳以上の高年齢労働者が就労していること
・作業環境が温湿度調整をしても31度以上または湿球黒球温度(WBGT)28度を超える高温になること
・導入する設備が熱中症対策として必要な機器であること
などの数々の要件について申請書類の中で明確に示す必要がありました。
③解決内容
ヒアリングを行った結果、作業場は建物の構造上車両の熱がこもりやすい環境であること、また60歳以上の従業員が現場作業に従事していることを確認しました。
そこで、高年齢労働者の労働災害(熱中症)防止を目的とした「エイジフレンドリー補助金」(熱中症対策コース)の活用をご提案し、申請代行を実施しました。
補助金の交付決定後にスポットエアコン2台を導入し、設置・支払い完了後に実績報告と支払い請求を行った結果、
23.4万円の補助金を受給することができました。
これにより、設備投資の負担を軽減しながら、夏場の熱中症リスク低減と高年齢労働者が働きやすい職場環境の整備を実現することができました。
④社労士所感
エイジフレンドリー補助金は、60歳以上の高年齢労働者が安全に働ける職場づくりを支援する制度です。
高年齢労働者の労働災害防止を目的としており、熱中症対策のほか、転倒防止対策や腰痛予防、職場環境改善などさまざまなコースが用意されています。
特に自動車整備業では、夏場の工場内温度上昇が避けられないケースも多く、熱中症対策は従業員の安全確保だけでなく、人材確保・定着の観点からも重要な課題です。
今回の事例では、スポットエアコンの導入による職場環境改善と補助金活用を両立することで、企業負担を抑えながら安全対策を進めることができました。
設備導入を検討している企業様はもちろん、「高年齢の従業員が増えてきた」「暑さ対策や転倒防止対策を進めたい」といった企業様も、助成金や補助金を活用するチャンスがあります。まずは一度ご相談ください。




