業務改善助成金の活用で、作業の無駄を改善
①相談内容
水揚げした冷凍マグロの運送事業を行っている顧客先では、業務用冷凍庫が観音扉仕様のため、扉を開けると作業スペースが狭くなり、
- 仕分け作業の動線が確保できない
- パレット同士が接触し、商品を傷つけるリスクがある
- 作業効率が悪い
といった点が課題となっていました。
②争点
・ 冷凍庫設備の構造が作業効率と安全性を低下させている点
・ 単なる設備投資ではなく、「処遇改善」と「生産性向上」を両立できる施策があるか
・ コスト負担を抑えつつ、実効性のある改善方法の検討
③解決内容
・社労士より業務改善助成金の活用を提案しました。業務改善助成金は、事業場内の最低賃金引上げ+生産性を向上させる設備投資を行った事業主に対して支給されるものです。
・パート従業員2名の時給を引き上げるとともに、冷凍庫の扉を観音扉から引き戸へ改修
・上記の取組みを行うことにより、業務改善助成金70万円を受給することができました。
・設備投資を行ったことで、以下の生産性向上が実現できました。
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- 作業動線が改善
- パレット衝突リスクが軽減
- 1日あたり約30分の作業時間短縮を実現
④社労士所感
現場で感じている「作業がしにくい」「無駄が多い」といった悩みは、少しの工夫で大きな改善につながることがあります。本事例では、冷凍庫の扉を変更するという設備の見直しと、パート従業員の時給引き上げを同時に行うことで、作業時間の短縮と職場環境の改善を実現できました。
業務改善助成金は、「賃上げ」を伴いますが、実際には業務を効率化することで、その分を賃上げにつなげるという考え方で活用することが可能です。
人手不足や作業効率にお悩みの事業主様は、今回のような取り組みを参考に、業務改善助成金の活用をぜひご検討ください。




